家族にルールを作らない。それがミニマル。
ミニマリストが家族に課しがちなルールがある。
「1年使わなかったものは捨てる」「1つ買ったら1つ捨てる」「物の定位置を決めて全員が守る」。
自分はそれを一切やっていない。
家族の物を勝手に捨てるのは、ミニマリスト以前に人としてNG
ミニマリストが家族とトラブルになる理由の一つが、家族の物を勝手に捨てることだ。
これはミニマリストかどうか以前に、人としてやってはいけないことだ。捨てるかどうかは本人が決めることだ。たとえ家族でも、相手の物に許可なく手を出すのは信頼関係を壊す。
買い物を制限するのも同じだ。自分がミニマリストだからといって、家族の買い物を管理する権限はない。
また、家族の物を捨てたり制限するのならば、自分も捨てられたり制限される側になっていいということだ。自分がされたら、とても嫌だろう。全然ミニマルじゃない。
ミニマリストがルールを作りたがる理由はわかる
ミニマリストが家族にルールを課したがる気持ちはわかる。自分もそうだったから。
余計な物や労力を増やしたくない。部屋をすっきりさせたい。コストを減らしたい。自分では「家族のため」と思ってルールを作りたくなってしまう。
でも気づいた。「ルール」というモノを増やすこと自体がミニマルじゃない。
ルールを作る、管理する、守らせる、守られなかったら注意する。その手間と労力こそが余計なコストだ。
自分の失敗
結婚してすぐの頃、妻に口出ししていた。
「バスタオルは無駄じゃないか」「これ飾ったら掃除が大変じゃないか」。たくさん言った。
自分はお金と労力のコストをなるべく減らして、一緒に楽しく過ごしたかっただけだった。自分だけでなく、妻の労力も減らしたかった。最初に変えておけば、この先50年これが続くと思って。
それがいけなかった。
お金と労力がかからない生活がいいに決まっていると思っていた。でも妻はどうするのが気持ちいいか、そこを考えていなかった。
バスタオルに包まれる気持ち良さや、インテリアをしっかり飾って生活感のある温かい部屋で暮らすのが気持ちいい、そういう考えに触れようとしていなかった。
ある時に妻と揉めた。反省した。
自分の価値観を押しつけていただけだった。ミニマリストとは、必要なものだけを持つものだ。家族の必要なものは、必要なものだ。それを否定するのはミニマルじゃない。
言わないと決めてから、全部うまくいった
それからは言わないと決めた。
押し付けていた価値観を断捨離した。
妻が雑貨や家具を買ってきても何も言わない。物はどんどん増えていった。でも後悔はない。妻が満足そうに買ってくるのを見て、これでよかったと思っている。
面白いことに、妻に言わなくなってから、自分のものをさらに減らしたくなった。自分の領域だけ、さらにミニマルに磨きがかかった。(笑)
強制するのをやめたら、自分がさらにミニマリストになった。
好きにさせるのと、無関心は違う
ただ一つだけ気をつけていることがある。
妻に好きにさせると言っても、「なんでもいいよ」とは言わないようにした。好きにさせるのと、無関心は違う。
赤がいいか青がいいか聞かれたら、どっちでもよくてもちゃんと考える。「赤がいいけど部屋に合うのは青かな」とか、意見を言う。要るか要らないかと聞かれたら要らないけど(笑)、それでも一緒に考える姿勢を見せる。
これは結婚式の準備でも学んだことだ。妻がやりたいと言い出したことでも、一緒に考えて決める。それだけで妻との信頼関係が全然違う。
定位置管理は自分より妻の方が得意
ミニマリストのルールとしてよく言われる「物の定位置を決める」。
正直、自分はそれが苦手だ。でも困っていない。自分の物が少ないから、どこに置いてもすぐ見つかる、独身時代はそんな生活だった。定位置がなくても管理できる。これがミニマルの本質だと思っている。
結婚後も困らない。むしろ妻の方がきっちり定位置管理をする人だ。非ミニマリストなのに自分より整理上手だったりする。ミニマリスト=整理上手というのも思い込みだ。
妻はサブスク。ルールは要らない。
妻も子供も、自分にとってはサブスクだ。
サブスクにルールは課さない。サービスを楽しむだけだ。妻が物を買っても、子供のおもちゃが増えても、それはサブスクの一部だ。自分のものだと思わなければ、ルールを作る必要もない。解約する気もない。
自分の領域だけミニマルにする
結婚してから気づいたのは、自分の領域だけミニマルにすれば十分だということだ。
妻に口出しするのをやめてから、自分のものをさらに減らしたくなった。自分の領域が明確になって、ミニマリストとしての意識が磨かれた。
家族にルールを作らない方が、自分がよりミニマルになれた。
まとめ
ミニマリストだけど、家族にルールは作らない。ルールも押し付けも断捨離してしまえばいい。
自分の領域だけミニマルにすれば、さらに磨きがかかる。
断捨離の考え方はこちら。 →ミニマリストの断捨離基準。捨てられないものがあっても、ミニマリストでいい。
結婚してミニマリストがどうなったかはこちら。 →ミニマリストが結婚しても幸せになれる?結論:なれる