結婚したくなかった男が、結婚した話。
「長年付き合っている彼女から結婚したい圧が強くてつらい。結婚したくない。メリットなんてない。かと言って仲は良いし、別れたいわけでもない。できればこのままの関係でいられたら…」
一人が好きだった。結婚なんて絶対したくなかった。
ミニマリストにとって結婚はデメリットしかないように見える。自由な時間が減る。お金が減る。物が増える。親戚など、選んでいない人間関係が増える。一人の生活は最高にシンプルで快適だ。
でも結婚した。その話を書く。
結婚したくない気持ち、わかる
一人の生活は楽だ。時間もお金も全部自分のために使える。会いたい時だけ会えれば寂しくない。誰にも干渉されない。
結婚すれば家計も一緒になる。自由な時間もお金も減る。親戚が増える。子供ができたらもっと大変になる。
結婚にメリットがないと感じるのは正直な感覚だ。一人が好きな人間にとって、独身はイージーモードだ。結婚はハードモード。
わざわざイージーモードを捨てる必要があるのか、と思っていた。
結婚したい彼女と付き合い続けるとどうなるか
一度「結婚したい」と思った女性が「結婚しなくていい」に変わることは、まずないと思った方がいい。
女性にとって結婚の先には出産がある。結婚したいという気持ちは本能に近い。いくら「結婚にメリットはない」と説いても変わらない。
結婚したい彼女と付き合い続けると、結婚したい圧にずっと悩まされるか、タイムリミットが来た時に関係が終わるか、どちらかだ。
一度別れた
結婚したくないという理由で、彼女と別れた。
まだ結婚が決まってもいないのに結婚式や新婚旅行の話をされていた。子供も欲しいようだった。このままなあなあに引き延ばしていたら一生恨まれると思った。
別れたくないと言われた。でも結婚しなくていいかと聞くと結婚はしたいと言われた。
だったら別れるしかない。そう判断した。
別れてから気づいたこと
久々に一人になった。
思ったより、つらかった。
彼女との楽しい思い出ばかりが頭をぐるぐる回った。付き合っていた頃より、別れてからの方がずっと考えていた。頭の中をぐるぐるぐるぐる。一日中。付き合ってた頃の何倍も考えてしまう。
なんで別れたんだ?不思議に思った。
いや、お前が振ったんやん(笑)
そこで初めてわかった。自分は彼女のことが好きではある。なのに、「どうしたら結婚できるか」を考えることを放棄し、結婚しないで済む方法ばかり探していたことを。
一人の時間がなくなるのが怖かった。親戚が増えるのが怖かった。自由が消え、しがらみが増えるのが恐ろしかった。メリットがないのに、デメリットだけ抱えるのが嫌だった。
でも、乗り越える方法はあった。ちゃんと考えていないだけだった。
このまま独身で生きるのと、ハードモードに挑戦するのと、どちらがいいか。
答えはすぐ出た。ハードモードを選んだ。
乗り越えたいと心から思った。彼女を失うくらいなら。覚悟が決まった。
彼女の心が残っているうちに、復縁した。逃したら一生後悔したかもしれない。
結婚してどうなったか
結婚して、独身生活の方が楽だったという気持ちは正直変わらない。
でもダラダラ付き合ったり、別れてた頃よりずっといい。
自分で心から望んで結婚を決めた形になってよかった。
結婚しないと見られなかった景色を今見ているのは事実だ。
ゲームでイージーモードをクリアしたら、次はハードモードに挑戦したくなる。それと同じかもしれない。大変なところはあるが、クリアする楽しさはっと上だ。
ミニマリストとして結婚を考えると
今思うのは、メリットがあるかないかで結婚を考えるのが間違いだったということだ。
好きな音楽を聴くのにメリットはあるか。ない。でも聴く。聴きたいから聴く。それだけだ。
結婚も同じだ。メリットがあるからするものじゃない。その人と家族になりたいかどうか、それだけだ。今となっては、妻と家族になれたことそのものが嬉しいと思っている。
一人が好きというのはミニマリスト的な感覚だと思っている。人間関係も少ない方が楽だ。選べない人間関係はストレスの根源だ。
でも結婚は、好きな人を選んで、その人とだけいられる。それって人間関係のミニマル化の究極形だと今は思っている。
結婚を迷っている人に伝えたいのはこれだけだ。
別れてみないとわからないことがある。
結婚してからの話はこちら。
→ミニマリストが結婚しても幸せになれる?結論:なれる
結婚後の親戚問題の話はこちら。
→結婚したら親戚が増えた。仲良くしようとするのをやめたら楽になった。
結婚式の話はこちら。
→結婚式やりたくない男だったけど、やらなかったら一生後悔した。
