一人暮らしを始めるとき、家具をほとんど買わなかった。

最初から持っていたもの以外は、「必要になってから買えばいい」という方針だった。

先に買ったのは冷蔵庫、洗濯機、電子レンジの3つだけ。それ以外は、必要性を感じてから判断しようと思っていた。

結果、必要性を感じることはなかった。

一人暮らしの家具、本当に必要か考えた

「一人暮らしに必要な家具リスト」みたいな記事をよく見かけるが、あれは疑ってかかった方がいい。当たり前のように並んでいる家具が、本当に自分に必要かどうかは別の話だ。

家具は一度買うと処分が面倒だ。引越しのたびに運ぶコストもかかる。必要かどうか確かめてから買っても、全く遅くない。

本棚はいらない

本はそのまま床に置いていた。読んでいる本が何冊かあれば、それで十分だ。

そのうち電子書籍に切り替えて、紙の本は売った。本棚がなくて困ったことは一度もなかったし、電子書籍にしてからはそもそも本の置き場所を考える必要がなくなった。

本が大量にある人には本棚は必要かもしれない。でも本が大量にあること自体を疑った方がいい。

食器棚はいらない

キッチンのシンク下や棚に、食器は余裕で収まる。わざわざ食器棚を別で置く必要がない。

食器棚がない方が、地震のときも安心だ。高いところに食器を置かないので、落下のリスクがない。これは地味に大きいメリットだと思っている。

タンスはいらない

洗濯した服は、ハンガーにかけたままクローゼットに入れるだけだ。畳んでタンスに収納するという工程が丸ごとなくなる。

服の管理がシンプルになると、持つ量も自然と絞られる。クローゼットに入りきらない量は持たない、という基準ができる。タンスがないことで、自然と服のミニマル化が進んだ。

ラグはいらない

床でいい。ラグがないと掃除が圧倒的に楽だ。掃除機をかけるとき、ラグをどかす手間がない。ラグ自体の洗濯も不要だ。

ラグはおしゃれに見えるが、ゴミや埃が溜まりやすい。管理コストに見合うかどうか、冷静に考えると微妙だ。

机はいらない。ローテーブル一つで十分

ローテーブルが一つあれば、食事もパソコン作業もそれで完結する。デスクとダイニングテーブルを両方置く必要がない。

床に座る生活に慣れると、椅子とデスクの組み合わせが必ずしも快適とは思えなくなる。姿勢が悪いと言われることもあるが、床でも姿勢を意識すれば問題ない。

家具を減らすと、部屋の選び方も変わる

家具が少ないと、部屋が十分広く感じる。6畳でも、家具がなければ体感はかなり広い。

そして部屋の優先順位が変わる。広さよりも、築年数が浅くて綺麗なことを重視できるようになった。新しい物件の方がカビの心配も少なく、設備も整っている。家具を減らすことで、同じ家賃でもより快適な環境を選べるようになった。

「狭い部屋しか借りられない」ではなく、「家具を減らせば狭くても十分快適」という発想の転換だ。

ベッドもいらない話は別記事で

ここで紹介した家具以外に、ベッドも買わなかった。一人暮らし中は寝袋生活で、結婚後も布団のみで今も継続中だ。ベッドなし生活については別記事で詳しく書いている。

ミニマリストにベッドはいらない。結婚後も買わなかった話。