マイナス1000万から学んだ、ミニマリストの投資法。
仕事をやめたくて、投資を始めた。
少しでも早くFIREしたい。そのために資産を増やしたい。そう思ってビットコインを買った。順調に増えていた。
そこで欲が出た。
「どうせ上がるなら、パフォーマンスがいい方に乗り換えるべきだ」
ビットコインで資産を増やしながら、あることに気づいた。メタプラネットという会社の株が、ビットコイン以上のパフォーマンスを出していた。しかも分離課税で税制上も有利だ。
「どうせどっちも上がるなら、より儲かる方に乗り換えるべきだ。」
そう思って、ビットコインを売ってメタプラネット株に全額乗り換えた。
結果、急落した。マイナス1000万になった。
個別株への考えが、根本的に足りなかった
ビットコインとインデックスはわかりやすい。世界経済が成長し続ける限り上がり続ける。下がっても「どうせ上がる」と思ってスヤスヤ寝ていられた。
個別株は違った。
会社の業績、株主の不安、経営者の判断——あらゆるものが株価にダイレクトに反映される。ビットコインがどれだけ上がり続けようと、会社がよくなる保証はない。最悪の場合、永久に元の価格に戻らない可能性がある。
眠れない夜が続いた。毎日株価が気になって、画面を見るたびに胃が痛かった。
あの時気づいた。メンタルを削って投資するのは、ミニマルじゃない。
3年分の貯金を失った。それより痛かったのは機会損失だ
損切りした時の損失は約1000万円。元々贅沢な生活をしていないので、生活への影響は何もなかった。でも仕事3年分の貯金を失ったことは事実だ。
それより痛かったのは機会損失だ。
あの1000万円をそのままビットコインやインデックスに入れていたら、3年後にはどれだけ増えていたか。失ったのはお金だけじゃなく、複利が生み出すはずだった時間と利益だった。
損切りした瞬間、不思議と清々しい気持ちになった。仕事頑張ろう、と思えた。でも今でも「あの時乗り換えなければ」と思うことはある。
個別株は、上手くやれば最高にリターンが大きいのは事実。ただ、だからこそ誘惑に負けて安易に買ってしまうと痛い目を見る。インデックス投資は安定であるが故に、慣れてしまう。刺激を求めてしまう。投資にある程度慣れてしまったからこそした大失敗だった。
インデックスを買っている同僚が、「個別株を買ってみたいと思ってて」と話しているのを思い出した。やはり人間、同じ誘惑に負けるのだろう。
インデックスに戻って、夜眠れるようになった
マイナス1000万の経験から、一つの結論が出た。
個別株は二度と持たない。
今はインデックス投資に戻った。楽天証券でS&P500を毎月積み立てて、あとは忘れる。下がっても怖くない。今売るわけじゃないから。10年後には上がってる、と思ってスヤスヤ寝られる。
ビットコインも少し持っている。これも「どうせ上がる」と思える。個別株だけが眠れなかった。
メンタルが安定している投資が、正しい投資だ。ミニマリストにとって、余計なストレスを抱える投資はミニマルじゃない。シンプルに、忘れられるものだけ持つ。それが今の結論だ。
ミニマリストの投資3原則
この失敗から学んだことをまとめると、こうなる。
① 忘れられるものだけ持つ 毎日株価が気になるなら、それは自分に合っていない商品だ。
② 個別株には手を出さない 会社がダメになれば永久に戻らない可能性がある。インデックスやビットコインにはその心配がない。
③ 機会損失を常に意識する 今持っているお金をインデックスに入れていたら何年後にいくらになるか。それを考えると、余計なリスクを取る気がなくなる。
マイナス1000万は痛かった。でもおかげで確信を持って言える。インデックスで、忘れる。それだけでいい。
インデックス投資の始め方は、こちらに書いた。
→新NISAを始めるなら楽天証券一択の理由。複利の威力も計算してみた。