男らしい考え方になりたいとか、
男らしいって感じる人を見て自分もそうなりたいって思ったことないですか。
わたしは多々あります。
でも何が男らしさを感じさせているのか、それがわからないんですよね。
一般的に言われている「男らしさ」というものはあるけど、なんか違うなって思ってたんですよ。
例えば「自分の意見を持ってはっきり言える」とか、
「頼りがいがある」「包容力がある」
「女性と歩く時車道側を歩く」「荷物を持ってあげる」
などなど聞きますけど、
わたしが「この人かっけぇ・・・これが男らしいってことか」って感じた人に当てはまるかっていうと、少し違う気がしてたんです。
ところが、長年男らしさについて考えてきた結果、ひとつの結論に達したのでシェアします。
何を男らしさとするかも人の数だけ正解があると思うので、あくまで1個人の意見ですが、参考にはなるはずです。
「男らしさ」を一言で言うと
男らしさを一言で言うと、
「誰かを守るための自己犠牲」
これに尽きるなと。
どういうことかと言いますと
大抵の人は基本、自分を守るための行動を一番にするわけです。
言い訳をする、都合のいい嘘をつく、自分をかっこよく見せる、
嫌なことは避ける、責任の要ることは避ける、
自分を危険から守るのが人間の本能ですよね。
それを誰かのため、何かのために無視して行うのが、自己犠牲になります。
ただし、ただ自己犠牲しててもダメなんです。
嫌々やっても偽善になるから。偽善がバレたら男らしくもなんともないし、自分の心に反したことしててもいつか破綻します。
じゃあどうしたらいいのか？
自己犠牲の先にあるもの。そこだけを見るのです。
例えば友達数人と食事に行ったけど、友達のお金が足りないとします。
友達も店の人も困っている。
そこで「出すよ」と、さらっとお金を払う。それだけで友達とお店の人を救えるから。
これは男らしいです。友達や店の人を守るための自己犠牲だから。
例えば誰かにパシリをされそうになった。「俺の焼きそばパン買ってきて」と言われた。
それを引き受けるのは男らしくないです。
なぜなら、そいつのためにもならないし、誰のためにもならないから。引き受けるとしたら、「そいつにいじめられるのが怖い」という自己保身になってしまいます。
男らしい人は、いや、なんでお前の物を俺が買いにいかなきゃならんの、と毅然とした態度で、相手がパシリを当然とするクズ野郎にならないように戦います。
間違った「男らしさ」
女性と歩く時車道側を歩く、とか荷物を持ってあげる、とか、それも「危険や荷物の重さを引き受ける」という自己犠牲の一つと言えるので、男らしいと言われるのでしょう。
しかし注意点がありまして
じゃあそれをやっていれば男らしくなるかと言うと、全然違います
なぜなら、男らしく見られたいだけ、といういやらしい行為になりかねないからです。それは自己犠牲ではなく、自分の「男らしいと見られたい心」を守っているにすぎません
「車道側歩いたり荷物持つくらいで男らしいと思われるなら、オトクだな」
っていう思考の元の行動なので、そもそも自己犠牲ではないです。
例えばその女性のことを大事に思っていない人間が、車道側を歩くということも簡単にできます。
でも道が変わるごとにあざとく車道側ばかりをとろうとする男性を見たら、女性は「あーそういうことしてポイント稼ぎしたいんだな」って簡単にバレます。かえって冷めます。
荷物にしても同じです。本当に重たくて大変な時は当然持って欲しいでしょうけど、自分の物は自分で持ちたいという人も大勢いるのです。そこを無視して「持つよ」と言っても親切の押し売りになります。かえって「人の気持ちを汲み取れない人なんだな」と思われます。
こういった間違った男らしさにならないよう注意が必要です
そのために大事なのが、「男らしさの根底には、誰かを守るための自己犠牲がある」という原則を思い出すこと。
ズレていく前に、自分が守っているのは他人なのか？自分なのか？という思考をすることが大事です。
男らしい考え方になるには
では、男らしくなるにはどうしたらいいのか。
誰かを守るための自己犠牲をすればいいのですが、それにはタフさが必要です。
タフになるには、ちょっとやそっとのことで傷つかず、ある程度鈍感になったり冷静に物事を見る力が必要になります。
やろうと思うだけでは簡単にタフにはなれませんので、まずは本で勉強するのがおすすめです»反応しない練習
